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事業承継アドバイザーが語る!事業承継が注目されている理由とは?

事業承継とは何か?

 

事業承継とは、、、

会社の経営を後継者に引き継ぐことを意味します。

 

より会社が成長していくために、次世代を担う若い若者へバトンタッチする事を指します。

 

「事業承継」という言葉を耳にするとイメージにしくい、自分事に落とし込むことができないという感じだと思います。

 

親が子供に会社や事業を渡す!といったイメージが強いからだと思います。親が経営者ではない方などは、どうしてもそういう事を考えたりしないと思いますが、現代社会では、「事業承継」が注目されてきています。

 

その1つとしては、「団塊の世代」が1つのキーワードとなります。

 

その中で、なぜ、今、「事業承継」が注目されてきているかについてご説明する前に、言葉の意味も理解しておいてもらいたいので、、、

 

「事業承継」と「事業継承」についての違いをご説明させていただきたいと思います。

 

「事業承継」と「事業継承」に違いはあるのか?

 

この違いについての答えは、「事業承継」と「事業継承」は意味合いが違うという事を理解しておいてもらいたいです。

 

「承継」という言葉は・・・先の人の地位・事業・精神、等を受け継ぐという意味

「継承」という言葉は・・・先の人の身分・権利・義務、財産を受け継ぐという意味

 

になります。

 

弊社では、主に、事業などを後継者へバトンタッチできるお手伝いをしておりますので、「事業承継」という言葉を使います。

 

一般的にも、「事業承継」の方が馴染みがあると思います。

 

では、「事業継承」という言葉が適している場面はどういう時かと言いますと、、

 

問題解決のための相談内容が資産や税制対策に集中する場合に適しているかもしれないという程度で、あまり使うケースが少ないと言えるでしょう。

 

承継、継承どちらも使われていいのでは?と思ってしまいますが・・・・・

そうではありません。

 

元々、「承継」というのは法律用語になります。

 

例えば「中小企業経営承継円滑法」や、「労働契約承継法」という法律があります。

 

この法律の中で、事業や、相続対象のものを引き継ぐ場合、法律用語である承継という言葉を使用しています。

 

だからこそ、「事業継承」ではなく、「事業承継」という言葉を使うことをおすすめします。

 

少しでも意味合いの理解をしていただけると幸いです。

 

そして、なぜ、今、事業承継が注目されているのかがずっと気になられていた方がおられると思います。

 

お待たせしました。では、事業承継が注目されている理由を今からご説明させていただきます。

 

なぜ、今、事業承継が注目されているのか?

 

まず、以前、記事で書かせていただきました「事業承継で失敗しないための方法と考え方について」を読んでいただけましたでしょうか?

 

こちらの内容でも少し記載していたのですが、事業承継には、形が3つあるとご説明させていただきました。

 

「親族内承継」

 

「社内承継」

 

「M&A」

 

上記の3つが基本的な方法になります。

 

しかし、オーナー社長もしくは親から引き継いだ会社の経営者で65歳以上となる人の割合は、、、

 

「全体の約4割」

 

であり、残りの方々は、遠方で会社と継ぐ事ができない、元々、会社を継ぐ気がないなど様々なケースがあると思います。

 

ひと昔のように、子供が親の会社を継ぐということが当たり前ではなくなってきました。

 

その際に、社内承継か、またはM&Aか、、、

 

「廃業か、、、」

 

様々なパターンが考えられますが、身内ではない方に事業を引き継ぐくらいなら、経営資産をなくしてでも、廃業してしまおうと考える方もおられるかと思います。

 

そして、「団塊の世代」の方々が今まさに定年や高齢化により、世代交代していこうとする方が多くなってきています。

 

その際に、金融機関は、貸付もある分、事業を長くしていってもらう事が重要だと考えておられるケースや時代の流れからかM&Aという言葉にも違和感を感じなくなってきた方も多くいます。

 

また、会社を1から起業するというよりは、今あるものをより良くしていき、事業拡大していく方が効率が良いと考える若者もいます。

 

今まさに時代は大きく変わろうとしており、その中で、、、

 

「事業承継マッチング」

 

という言葉も良く耳にするようになってきました。

 

自分たちの想いを形にしていくという起業型世代から今あるものをより良いものにしていく世代への承継型世代への人の思考は変化しているのかもしれません。

 

そういった時代の流れからもかなり注目させている事業となっており、日本をより良くしていくためには、こういった事業や伝統を継いでいくといったことが重要になってくると思っており、次世代を担う若者へ架け橋となる存在になっていきたいと考えております。

 

まとめ

まずは、事業承継を知ってもらう事、理解してもらうことが重要だと考えており、そこから、いろいろな発想が生まれることが弊社がサポートできると考えております。

 

知ってもらうきっかけにしかならないかもしれませんが、今まさにこの事業承継というものは注目されてきている理由と弊社なりにお伝えさせていただきました。

 

時代の流れとともに、なくなる事業もありますが、新しくできる事業もありますが、事業や伝統を継いでいく事も大切だと思っており、弊社がそういった事で、サポート(架け橋)ができるような存在になっていければと思っております。